平成18年に病院以外での看取りが可能となったことから、看取りに対応した老人ホームも人気となっています。
看取りというのは、病状の改善が見込まれない場合、積極的な医療行為を行うのではなく、家族やスタッフの見送りによって最期の時を迎えるケアのことで、本人にとって何が幸せかを選択することができます。
従来は衰弱が著しい場合には医療機関で療養することが一般的でしたが、看取り看護を行う老人ホームも増加しているため、選択肢が増えています。
ターミナルケアと同じものだと思っている人もいるかもしれませんが、医療対応と介護対応という点が異なりますから、看取り看護は人生の最後まで尊厳のある生活を支援することが可能となっています。